給与計算の正確性
給与計算を外部委託の正確性は相手の会社によって違います。
給与計算は知識があればだれでも代行できる業務ですが、社会保険労務士に依頼するのが一般的です。しかし、給与計算の正確性は相手の会社によって異なります。
給与計算の正確性
1.出勤簿の全データをルールに基づいてチェックし、もし不備があった場合には合法的に是正してくれる会社だと「適法に」できます。
2.「固定の月給制」の場合、社会保険料・源泉徴収だけ計算して給与明細を作成する場合もあります。(勤怠データの提出が無い場合は残業代計算はできません)
3.月の総労働時間と時間給・出勤日数だけ教えられる会社もあります。 週40時間がどうなっているかは分かりません。教えてもらえません。
4.適法でないことを指摘しても、是正しない会社もあります。お付き合いを検討する場合もありますが、徐々に是正することを目指して改善してもらう場合もあります。
5. 社内でわざと安く計算している会社があります。正しくない事を知りながらやっています。
6. 格安ソフトを利用、更新契約を結んでいない会社が結構あります。税務計算も保険料も間違っていたりします。正しく動作していないケースもあります。
7.会社内で給与計算について勘違いや法改正未対応になってしまっている会社もあります。 給与計算を担当している社員が、法改正を知らずにソフトが自動計算と思い、間違っているのかわからないままケースもあります。
給与計算を外部委託が会社判断です。
こういった実例があるので、給与計算を外部委託が正しいとはとても言えません。また、社内で処理したから正しいとも全然言えません。
きちんとした情報開示の上で、労務内容をあきらかにされていれば、委託でも正しく計算することはできます。少なくない数を現実的にやっています。
上司が残業時間をカットしているとか、カードを通した後で仕事をしているとか、無制限に残業はあるが、出勤簿しかないとか、こういったブラック企業の問題は、給与計算上の問題ではありません。企業側の問題です。こういった会社は外部委託だろうが、社内で計算しようが、正しくはなりません。現場に近いから正しい理由はありません。
まとめ
外部委託で絶対に正しくしているのは、社会保険料計算と源泉徴収です。社内ではそれすら間違っていたりするので、どちらがいいかは会社判断ですが、外部委託の方が、人材面とシステム面の両方のコストを抑えることができます。
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